家の近くで、おじさんふたりが柿の収穫をしていた。
ひとりが脚立にのぼって、高枝ばさみで柿をもぎり、もうひとりが下で指示を出しているようだった。
私は自転車でそこを通り抜けただけなので、どんな会話がやり取りされていたのかまではわからないが、ほのぼのとした雰囲気ではあった。
柿はカゴなどに入れられるわけでもなく、そこらじゅうにたくさん落ちていた。
なかには熟れすぎているものもあって、なるほど、収穫に最適な時期なのだなと知った。
店を開けてしばらくしたら、某出版社の方が来られた。
珍しいことだ。
今度出るという新刊の表紙のイラストが、熟れすぎた青果物をモチーフに描いてる方にお願いしたと言っていて、とてもタイムリーな話題だった。


