おかやま文芸小学校
3/15(土)、16(日)、岡山で開催された「おかやま文芸小学校」に出店しました。
「おかやま文芸小学校」は岡山市が進める文化事業「おかやま文学フェスティバル」の一環として毎年春に開催されています。
https://www.city.okayama.jp/bungakucity/0000063640.html
会場は廃校となった旧内山下小学校で、教室や廊下、体育館に岡山県内外の書店・出版社・雑貨店などたくさんのブースが並ぶほか、トークイベントやワークショップも行われる賑やかなイベントです。
第3回となる今回、Lounge B booksも出店者としてお誘いいただいた次第です。
一日目も二日目もあいにくの雨模様でしたが、たくさんの方がご来場されていて大変な賑わいでした。
当店のブースにも、お客さんが途切れることがほとんどなく、ありがたい限りです。
岡山の方のみならず、県外から来られている方も多く、本を求める姿勢に感激しました。
イベント出店のときはいつもそうなのですが、一人で店番をしないといけないため、自分のブースを離れられず、なかなか他のブースをゆっくり観ることができませんでしたが、隙を見ては自分用の本もいくつか購入しました。
お取引のある出版社さんも多く出店されていて、直接ご挨拶できたのもよかったです。
なかでも夏葉社の島田さんにお会いできたのは感慨深いものがありました。
第1回おかやま文芸小学校にて
2023年、勤めていた会社を辞め、本屋を始めようとと決めました。
ちょうどそのころ、本のイベントの開催情報をみつけました。
それが第1回のおかやま文芸小学校です。
なにか店づくりの参考になるかもしれないと、行ってみることにしました。
購入したたくさんの本をリュックに詰め込み、休憩がてらトークイベントを見てみることにしました。
その日は夏葉社の島田さんと、ホホホ座の山下さんによる対談が行われていました。
おふたりの話を聞きながら、やっぱり本って良いよなあと再確認し、これから本屋をつくるならこのようなイベントに呼んでもらえるような本屋にしようと思ったことを覚えています。
島田さんの著書『あしたから出版社』にも刺激を受け、その年の12月、Lounge B booksをオープンしました。
そして2025年、春
そして呼んでいただいた今回のおかやま文芸小学校で、出店者として島田さんにお会いできたのはとても不思議な気がします。
これがひとつのご縁であるならば、大事にしていきたく思います。
ご縁と言えばもうひとつ。
2023年より岡山市が主催している文学のワークショップがあります。
小説家の乗代雄介さんが講師を務める風景描写のワークショップの第一期受講生として、私は参加しておりました。
第一期の受講者にはは、今回のイベントに出店している方やボランティアとして参加している方が何人もいて、また岡山市の職員の方も一緒に受講していたりもして、その方々との再会もうれしいものでした。
ワークショップ参加当時はそんなに積極的に交流を図ったというわけではなかったのですが、第一期生という、いわば同期のような結びつきを感じ、これもまたひとつのありがたい縁であると思ったのでした。
イベントが終わりバタバタと撤収し、西日の眩しい高速道路を広島へ向かって走りながら、また来年もここに来たいなと思うのでした。
広島の小さな本屋、Lounge B books
桐谷明宗
