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【読書日記】2026.8.24(月) 和books【新潮文庫の100冊】

少し早めに家を出て、いったん店に寄り長束の和booksへ。
自転車で走る。
青空がとても青空。
コーヒー飲んで本買って帰る。
帰り道は通ったことない道を適当に。
初めて見たのに懐かしい風景があった。
長束、山本のあたりは東大阪に似ている気がする。
東大阪が懐かしいわけではないけど。

午後、あるお客さんの読書遍歴の一端を聞いてなるほどと合点がいった。
人の読書の話はおもしろい。

新潮文庫の100冊、3冊目の『檸檬』を読んでみる。
久しぶりに。
短編が20も収録されていて、1つめは表題作の「檸檬」。

その日私は何時になくその店で買物をした。というのはその店には珍しい檸檬が出ていたのだ。

梶井基次郎「檸檬」(『檸檬』新潮文庫)より

何度も読んだ作品だ。
目新しい発見はとくにないが、ディテールは忘れている。


昨日、近所の小僧がうちの店の前にもレモンを仕掛けていた。

ツクツクボウシも鳴いている。

次つぎと止まるひまなしにつくつく法師が鳴いた。「文法の語尾の変化をやっているようだな」ふとそんなに思って見て、聞いていると不思議に興が乗って来た。「チュクチュク」と始めて、「オーシ、チュクチュク」を繰り返す、そのうちにそれが「チュクチュク、オーシ」になったり「オーシ、チュクチュク」にもどったりして、しまいに「スットコチーヨ」「スットコチーヨ」になって「ジー」と鳴きやんでしまう。中途に横から「チュクチュク」と始めるのが出てくる。するとまた一つのは「スットコチーヨ」を終って「ジー」に移りかけている。三重四重、五重にも六重にも重なって鳴いている。

梶井基次郎「城のある町にて」(『檸檬』新潮文庫)より

たしかにスットコチーヨと聞こえてくるからおもしろい。
夏の終わりとしてのツクツクボウシだと、昔は思っていたが、今はそうではない。
まだまだ暑い日が続きそう。
スットコチーヨ。

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