台風の影響か、風が強い。
涼しいのはいいことだけど。
十月六日、日曜日。市民グラウンドにて。天候は晴れ。
「だけど風が強いのが頭痛のタネね」
弓具を組み立てながらケイが言う。白い帽子が時折風で飛ばされそうになるのを、手で押さえている。
東野圭吾『放課後』(講談社)より
はじめての作家を読む場合、何から読むか。
代表作、最新作、デビュー作、人によっていろいろあるだろうが、私の場合はデビュー作から行くことが多い。
今回はちょうどよく入門によさそうな講談社文庫の『STORY IN POCKET』シリーズがあったので、『小さな故意の物語』から入った。
で、次に何を読むかでデビュー作の『放課後』を読んだ。
私はデビュー作からいくことが多い。
気に入ればそのまま続けて2作目、3作目と刊行順に読みたいのもあって。
しかし今回は、読書会へ向けての入門ということもあり、入門書、次にデビュー作の順番でやってみる。
デビュー作が長編だったので、次は短編ということで短篇集『怪しい人びと』を買ってみた。


